有機溶剤や水などの溶剤(溶媒)を含まず、合成樹脂・顔料を中心とした常温固形の粉末状の塗料を使用し、静電粉体塗装法(吹き付け塗装)と流動浸漬法(浸漬塗装)の二方法が主に行われる工業塗装法を言います。(豊国富士産業では前者にて)
静電粉体塗装法 | スプレーガンで塗料を帯電させ、アースの取れた被塗装物に静電気を使って塗布し、その後、焼付け乾燥炉で加熱(180℃)することにより塗膜を形成します。 |
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使用量はまだ少ないですが、現在主流の溶剤型の塗装方法より地球環境や人体に優しいと、欧米を中心に国内でも年々増加し続けています。
被塗装物の素材は金属類が主体で、その耐久性から自動車部品、道路・建築資材、家電製品などさまざまな分野に利用されていますが、その環境への配慮から工業製品だけでなく身の回りの装飾品等にも利用されています。
最近の粉体塗装は著しい進歩を示し、仕上がり外観やコスト面でも従来の溶剤塗料の性能に拮抗するレベルに達しています。